一日一書




 丁字は横画と縦画合わせて二画と考えるが、この字画文字・篆書の段階に進むまでに千年以上を要した。図はそれ以前、殷の小臣●犠尊(しょうしんよぎそん)の金文の「丁」。塗り潰(つぶ)しも含めて字。甲骨文の場合には、輪郭「口」で表した。
 街角を曲がったとたん鮮やかな香り。見回すと近くの玄関先に大鉢植の沈丁花(ジンチョウゲ)が置かれていた。



(解説 石川九楊)


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