一日一書
彼岸の入り。今年もほぼ四分の一が過ぎた。
清の楊法(ようほう)の篆書古詩(一七五二年)の「彼」。均一な太さで書かれる常法をはみ出し、最終筆を太く強調する非正調篆書。
清と言っても、日本では江戸初期から明治の終わりまでの長期にわたる。楊法は乾隆帝時代。金農(きんのう)、鄭燮(ていしょう)と合わせ、この時代の書には花がある。
(解説 石川九楊)
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