一日一書
彼岸中日、春分の日。すっかり太陽が眩(まぶ)しい。
元の鮮于枢(せんうすう)の透光古鏡歌の「太陽」の「陽」。筆蝕、構成共に含むところ少ない簡素明瞭な字。
それでも偏の上部のなだらかな延長線上に旁上部を位置する唐宗代の書と比べると、偏の位置が高い。癖ではなく、偏旁間に段差とひっかかりを加えた新段階の書である。
(解説 石川九楊)
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