一日一書




 唐の懐素(かいそ)の草書千字文の「淡」。「●」の第一の点から滑らかに流れ出る第二、第三画。続く旁で、凝縮した第一の「火」を過ぎると第二の「火」は伸びやかに広がる。旁が偏に対して下がる姿態も小憎(こにく)らしい。さすが名筆、一字千金の千金帖。
 明日、小町寺・小野随心院のはねず踊。淡紅色の梅の花は散り始めたとか。
 ●はさんずい

(解説 石川九楊)


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