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宇治抹茶で髪黒く 横浜の会社社長が特許取得

白髪染めの染料を定着させるために抹茶をそのまま髪に塗る「お茶カラートリートメント」(京都市東山区・ビューティースタジオ龍)
白髪染めの染料を定着させるために抹茶をそのまま髪に塗る「お茶カラートリートメント」(京都市東山区・ビューティースタジオ龍)

 宇治の抹茶を使った白髪染めの手法を、横浜市の美容品会社経営の男性が考案し、このほど特許を取得した。茶の消費拡大のために京都市の専門店と卸問屋が後押しする。天然素材による安全な毛染めを研究してきた男性は「茶業の発展に貢献するとともに新たな美容文化を作っていきたい」と力を込める。

 開発者は「ICTBグローバル」社長の塩田将隆さん(52)。新手法「お茶カラートリートメント」は茶に含まれるカテキンが酸化する際に色素を吸着する性質を利用する。肌荒れの原因とされる酸化染料は使わず、色落ち対策として染髪後に水に溶いた抹茶を塗る。これにより色素が定着し、2カ月ほど色が持続するという。塩田さんは、毛染めで頭皮が炎症を起こし、薄毛になる高齢者や手が荒れる美容師を見て「体に優しい方法はないか」と30年前から研究を続けてきた。茶の性質に着目したのは約10年前。特許は昨年に出願し、今年5月に取得した。

 全国的に知名度のある宇治茶を使おうと東山区の専門店「ふじや茶舗」に相談。同店の仲介で塩田さんに抹茶を提供している伏見区の茶製造・卸問屋「カネ七畠山製茶」の畠山友晴さん(39)は「最初は驚いたが、飲むことも毛染めの使用も体に良い点は一緒」と歓迎する。飲む抹茶は1杯当たり粉末1・5グラムほどだが、お茶カラーは1回60~80グラム使うため消費拡大にも期待する。

 抹茶を使った白髪染めを体験した藤岡弘子さん(76)=東山区=は「抹茶のにおいは2、3日続くので心を癒やしてくれます」とほほ笑む。価格は1回8千円前後。関東を中心に美容室など約100店舗で導入され、白髪染めのほかヘアカラーとして行う店もある。京滋唯一の取扱店は東山区五条橋東のビューティースタジオ龍TEL075(525)0391。

【 2012年11月01日 15時30分 】

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