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清水寺轟門、創建時高さに 昭和初期に切断、13センチ低く

轟門の柱の根本部分。切られた部分は根継ぎして創建時の高さに戻して修理した(京都市東山区・清水寺)
轟門の柱の根本部分。切られた部分は根継ぎして創建時の高さに戻して修理した(京都市東山区・清水寺)

 世界遺産、清水寺(京都市東山区)の重要文化財「轟門(とどろきもん)」が江戸初期の造営当初より13センチほど低くなっていたことが、京都府教育委員会の調査で分かった。昭和初期に柱の根本部分が切られたとみられ、なくなった部分は柱を「根継ぎ」して元の高さに修理する。来年夏ごろには、現在よりもやや背が高くなった轟門が創建当初の大きさでお目見えする。

■「根継ぎ」修理し16年夏お目見え

 同寺は「平成の大修理」の真っ最中。轟門は本堂、清水の舞台へ向かう際に通り、現在の建物は1633年に再建された。その轟門を解体修理している府教委が調査したところ、柱の根本に切られた跡を見つけた。寺の記録には、1935年に前年の室戸台風などの影響で門の柱を修理した記述があり、腐食した部分を切ったとみられる。

 古文書では柱は13尺(約4メートル)とされていたが、切られた長さは正確には分からなかった。だが、府教委が柱に残る跡や寺に保管されている昭和期の写真の縮尺などから読み解き、切られた長さを割り出した。「創建当初の姿に戻したい」という寺の意向もあり、12本全ての柱の根本部分を腐食部分とともに少し切り、当初の高さ分を足して「根継ぎ」して直した。

 府教委文化財保護課は「古い写真がしっかり保存されていて元の長さを判定することができたのがよかった。見た目には分かりにくいかもしれないが、造営時の姿にしっかり戻したい」としている。

 轟門は、名付けられた時期ははっきりしないが、清水寺縁起絵巻(1520年)には「轟の門」との記述がある。寺の参詣曼陀羅(まんだら)(16世紀前半)には檜皮(ひわだ)ぶきの門らしきものが描かれている。応仁の乱などを経て江戸初期まで頻繁に建て替えられた状況が発掘調査から分かってきている。

【 2015年08月13日 15時13分 】

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  • 轟門の柱の根本部分。切られた部分は根継ぎして創建時の高さに戻して修理した(京都市東山区・清水寺)
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