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「長宗我部復活篇」子孫が執筆 大坂の陣、盛親に光

長宗我部盛親の考察を中心にした新刊「長宗我部 復活篇」
長宗我部盛親の考察を中心にした新刊「長宗我部 復活篇」

 土佐(高知県)の戦国大名・長宗我部氏の子孫、長宗我部友親さん(73)=東京都=が、新刊「長宗我部 復活篇」を執筆した。関ケ原の戦いで敗れ、京都での牢(ろう)人生活の後、大坂城へ入城した長宗我部盛親の人生を振り返り、子孫たちの家名復興の道のりを紹介している。

 盛親は、四国を制覇した元親の四男で関ケ原では西軍につき敗北。土佐は改易され、京都の洛中の柳ケ図子で蟄居(ちっきょ)したとされる。豊臣方として参戦した大坂夏の陣では藤堂高虎隊を撃破するなど活躍したが、戦後捕らわれ、京都・六条河原で斬首。墓と遺品が蓮光寺(京都市下京区)に残る。

 元親の末弟・親房から17代目当主にあたる筆者の友親さんは元共同通信記者で、4年前に先祖の歴史をひもといた「長宗我部」を執筆した。新刊では、NHK大河ドラマ「真田丸」の主人公真田信繁とともに大坂で奮戦した武将として注目されている盛親にスポットをあてた。

 盛親の京都での暮らしに着目し、史料から伏見城下の土佐屋敷から洛中の相国寺門前に引っ越したと推定している。大坂入城までの決意をたどり、最後まで生きることにこだわった盛親の思いを子孫ならではの視点で記した。江戸時代に山内氏の土佐藩で「島」と名字の変更を余儀なくされた長宗我部氏の苦難が、幕末の土佐の志士へ脈々と伝わった歴史と明治維新後の家名復興への思いも盛り込んでいる。

 友親さんは「盛親の生涯は謎が多く、いろいろと思うところがあった。大坂の陣に参戦したのはどういう思いだったのか、生き抜くことを実践したその心を探ってみた。盛親の思いを継いでいった一族の心情を知ってほしい」と話している。文春文庫刊、264ページ。648円。

【 2016年02月14日 16時00分 】

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