出版案内
福祉事業団
47NEWS

「長宗我部復活篇」子孫が執筆 大坂の陣、盛親に光

長宗我部盛親の考察を中心にした新刊「長宗我部 復活篇」
長宗我部盛親の考察を中心にした新刊「長宗我部 復活篇」

 土佐(高知県)の戦国大名・長宗我部氏の子孫、長宗我部友親さん(73)=東京都=が、新刊「長宗我部 復活篇」を執筆した。関ケ原の戦いで敗れ、京都での牢(ろう)人生活の後、大坂城へ入城した長宗我部盛親の人生を振り返り、子孫たちの家名復興の道のりを紹介している。

 盛親は、四国を制覇した元親の四男で関ケ原では西軍につき敗北。土佐は改易され、京都の洛中の柳ケ図子で蟄居(ちっきょ)したとされる。豊臣方として参戦した大坂夏の陣では藤堂高虎隊を撃破するなど活躍したが、戦後捕らわれ、京都・六条河原で斬首。墓と遺品が蓮光寺(京都市下京区)に残る。

 元親の末弟・親房から17代目当主にあたる筆者の友親さんは元共同通信記者で、4年前に先祖の歴史をひもといた「長宗我部」を執筆した。新刊では、NHK大河ドラマ「真田丸」の主人公真田信繁とともに大坂で奮戦した武将として注目されている盛親にスポットをあてた。

 盛親の京都での暮らしに着目し、史料から伏見城下の土佐屋敷から洛中の相国寺門前に引っ越したと推定している。大坂入城までの決意をたどり、最後まで生きることにこだわった盛親の思いを子孫ならではの視点で記した。江戸時代に山内氏の土佐藩で「島」と名字の変更を余儀なくされた長宗我部氏の苦難が、幕末の土佐の志士へ脈々と伝わった歴史と明治維新後の家名復興への思いも盛り込んでいる。

 友親さんは「盛親の生涯は謎が多く、いろいろと思うところがあった。大坂の陣に参戦したのはどういう思いだったのか、生き抜くことを実践したその心を探ってみた。盛親の思いを継いでいった一族の心情を知ってほしい」と話している。文春文庫刊、264ページ。648円。

【 2016年02月14日 16時00分 】

ニュース写真

  • 長宗我部盛親の考察を中心にした新刊「長宗我部 復活篇」
京都新聞デジタル版のご案内

    観光・社寺のニュース

      政治・社会

      野党、1人区一本化完了
      佐賀選挙区で共産取り下げ

      20160531000163

       共産党佐賀県委員会は31日、参院選佐賀選挙区(改選数1)に擁立した新人の上村泰稔氏(5..... [ 記事へ ]

      スポーツ

      ソ5―2中(31日)
      ソフトB、逆転で8連勝

      20160531000164

       ソフトバンクが逆転勝ちで今季3度目の8連勝。1―2の八回2死一、三塁から3者連続適時打..... [ 記事へ ]

      経済

      トヨタ、生産を一部休止
      最大9工場、爆発事故影響で

      20160531000132

       トヨタ自動車は31日、同社の高岡工場(愛知県豊田市)などグループの国内4工場で、一部の..... [ 記事へ ]

      教育・大学

      投票や選挙、若者語り合う 京都で座談会、関心高める方策探る

      20160531000177

       選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられる参院選に向け、京都府などの大学生、高校生によ..... [ 記事へ ]

      環境・科学

      娘の縫いぐるみ宇宙で活用
      大西さん、無重力確認に

      20160531000143

       【モスクワ共同】6月にロシアのソユーズ宇宙船で国際宇宙ステーションに向かう予定の宇宙飛..... [ 記事へ ]

      国際

      ロ外相、北方領土「返さない」
      首脳間交渉をけん制か

      20160531000169

       【モスクワ共同】ロシアのラブロフ外相は31日、日ロ間の最大の懸案である北方領土問題に関..... [ 記事へ ]