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忍者子孫宅から巻物や手裏剣 滋賀・甲賀、31世帯に残る

先祖が甲賀武士(忍者)であったことが書かれていた古文書を手にする伴さん(右)=甲賀市水口町下山の自宅
先祖が甲賀武士(忍者)であったことが書かれていた古文書を手にする伴さん(右)=甲賀市水口町下山の自宅

 「忍者が今も息づくまち」のイメージを観光戦略と地域活性化に生かそうと、滋賀県甲賀市が今年1月から始めた甲賀武士(忍者)の子孫調査で、市内の31世帯が忍術に関する書や短刀、掛け軸など「忍者ゆかりの品」が残っていると回答した。聞き取り調査に応じた農家の古文書には、先祖が「島原の乱」(1637~38年)で城の偵察に従軍していたことが記されていた。

 調査は市職員や有識者でつくる「甲賀流忍者調査団」が行っている。甲賀武士のルーツになる甲賀五十三家と同じ名字の約720世帯にアンケートを郵送し、224世帯から回答を得た。「ゆかりの品」を挙げたのは、書状や巻物などの文書が18世帯、薬関連の道具6世帯、装束などの忍道類5世帯、手裏剣類2世帯。「探せばきっと出てくる」との回答も6世帯あった。

 このうち、ただ1人聞き取り調査に応じた同市水口町下山の農業伴資男(すけお)さん(73)方には、徳川幕府に仕官を求めたときの「甲賀古士(こし)由緒書」が残り、戦国時代に家康に貢献したとあった。また、江戸時代中頃まで記入された家系図も伝わり、先祖が「島原の乱」で城内に行ったことが書かれていた。

 市によると、1721年の文書「甲賀衆肥後切支丹一揆軍役由緒書案」に同じ名前の人物が活躍した様子が書かれているという。伴さんは「忍者とは関係ないと思っていたので驚いている。刀は3、4本あったが戦時中に供出したと聞いている」と話した。

 市は21日午前10時から同市甲南町の「忍の里プララ」で開く「甲賀流忍者復活祭」で、調査結果のパネル展示や伴さんらが出席したトークセミナーなどを予定している。

【 2016年02月20日 08時40分 】

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