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わかる人にしかわからない漫画展 南光さんら一こまの美学

結成45周年を記念し、一こま漫画の作品展を開いた漫画家集団「ぼむ」のメンバー(京都市中京区・アートスペース余花庵)
結成45周年を記念し、一こま漫画の作品展を開いた漫画家集団「ぼむ」のメンバー(京都市中京区・アートスペース余花庵)

 京都精華大教授の篠原ユキオさん(67)や落語家の桂南光さん(64)らが参加する漫画家集団「ぼむ」が結成45周年を迎え、記念作品展「わかる人にしかわからない漫画展」を京都市中京区寺町通御池上ルのアートスペース余花庵(よかあん)で開いている。主流のストーリー漫画に対して、一こまの美学を貫くメンバーは「作者独自の視点や風刺、謎解きの要素を一枚の絵で表現する楽しさを知ってほしい」と呼びかける。

 「ぼむ」は1971年、当時、新聞の一こま漫画投稿欄の常連メンバーだった篠原さんや立命館大大学院教授の団士郎さん(68)らを中心に結成。現在は京都や大阪などを拠点にする50~60代の8人で活動している。

 会場には、油の代わりに三日月で光をともすランプ、車体に血液の目盛りがある献血車、「五郎丸ポーズ」で魚を狙う釣り人など、ユーモアや風刺あふれる絵やイラスト計37点が並ぶ。雪舟の絵図などをモチーフにした日本的な作品もある。

 大学で一こま漫画制作を指導する篠原さんは「仕事にかかわらず、知識や刺激を与え合うことを目的に例会などを気負わず重ね、45年続けてこられた。若い人ともこのジャンルの面白さを共有していければ」と話す。

 高校時代に新聞に作品を投稿していた南光さんも「すぐ分かるオチや、よく考えて後から分かる笑いまで多彩な表現があるのは漫画も落語も同じ。ただ、画力がないから落語のほうが楽でんな。アイデアはあるから、ほかのメンバーぐらいの技術があればもっとうまく描けるんやけど」と仲間を笑わせた。28日まで。無料。

【 2016年02月24日 18時58分 】

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