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神仏習合の美術、多彩 滋賀で企画展

仏教の影響を伝える、地主神社の僧形坐像や男神・女神坐像(近江八幡市安土町下豊浦・安土城考古博物館)
仏教の影響を伝える、地主神社の僧形坐像や男神・女神坐像(近江八幡市安土町下豊浦・安土城考古博物館)

 休館中の琵琶湖文化館(大津市)の所蔵品48点から、県内で多く見られる仏教・神道美術や神仏習合の世界を紹介した企画展「表現された神と仏」が、滋賀県近江八幡市安土町下豊浦の安土城考古博物館で開かれている。

 古くから日本で信仰された姿を持たない神々は、仏像を礼拝する仏教の影響を受け、神像として形を与えられた。蜊江(つぶえ)神社(守山市)に残る奈良時代の天部形立像や、地主神社(大津市)の平安時代の僧形坐(ざ)像や男神・女神坐像は、神と仏が近づいた当初の姿を示す。

 境内に山門や仏堂があり、神仏習合の跡をとどめる蜊江神社からは、祭神のタニシが琵琶湖からくわえて現れたと伝わる大般若経の一つ「理趣分」も出品されている。

 仏教は、仏を守る神としてインドの神々を取り入れ、その神々は後に弁財天や大黒天として親しまれる。観音寺(草津市)の大黒天半跏(はんか)像は険しい表情の武装神で、福の神とは違う一面を見せる。

 このほか、神は仏の仮の姿とする本地垂迹(すいじゃく)説に基づく神道曼荼羅(まんだら)など、混じり合う神と仏の姿を今に伝える品々が並ぶ。

 4月10日まで。月曜休館。有料。問い合わせは同博物館TEL0748(46)2424。

【 2016年03月08日 11時10分 】

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