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県名変更論も出たが…「シガ」の呼び名は7世紀から

1939年にしゅん工された滋賀県庁。滋賀は歴史ある地名だが全国的には認知度が低い。昨年の県議会で「県名を変更しては」と提案された(大津市京町4丁目)
1939年にしゅん工された滋賀県庁。滋賀は歴史ある地名だが全国的には認知度が低い。昨年の県議会で「県名を変更しては」と提案された(大津市京町4丁目)

 ブランド力が低いとして、昨年に県名変更まで議論された「滋賀県」。琵琶湖を抱え、「水が潤沢にある豊かな土地」との意味もあるとされる県名の定着は、明治初期までさかのぼる。

 1871(明治4)年、廃藩置県の公布で既に創設されていた大津をはじめ、彦根や水口など8県ができた。すぐに大津県と長浜県に統合され、翌年、大津県が滋賀県、長浜県が犬上県へと改称。同年秋に2県が合併して滋賀県となった。その後の一時期、現在の福井県の一部にあたる敦賀や大飯など4郡を編入し、滋賀県が日本海に面していた時期もある。

 大津市歴史博物館(大津市)によると、そもそも地名としての「シガ」の成立は少なくとも、7世紀ごろまでさかのぼることができる。文献では続日本紀の717年の記載に「志我」とあり、日本書紀にも「志賀」と記されている。万葉集の中にも、多くの歌が残されている。

 歴史ある地名だが、全国的に認知度が低いことから、昨年の県議会では「県名を変更しては」との提案もされた。県は、昨年6月の県政世論調査に県名を変えるべきかどうかの質問項目を加えたところ、82・8%の人が「変える必要はない」と回答。6・5%だった「変えるべき」を突き放した。

 結果的に、県民の愛着が確認された県名変更騒動。今後も、滋賀県は長い歴史を刻んでいく。

【 2016年03月30日 17時00分 】

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