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全国の修学旅行生 3人に1人は京都へ

「修学旅行生お助けマン」のブースで問い合わせに応じる旅館のスタッフ(京都市東山区・清水寺前)
「修学旅行生お助けマン」のブースで問い合わせに応じる旅館のスタッフ(京都市東山区・清水寺前)

 全国各地から京都市内を訪れる修学旅行生が年間約110万人を維持し、近年は小中学生や高校生の3人に1人を占める。学校からの多様なニーズに応え、官民挙げ、あの手この手で努力している面も大きい。旅行に学習要素を求める声に対し、行政が体験学習できる場をPRしたり、各宿泊施設が食物アレルギーに対応したメニューを準備したりするなど、地道な努力が人気の下支えをしている。

 市観光MICE推進室によると、2014年度の全国の修学旅行に行った小中高生は340万6千人。全体では、前年度比4万人減にかかわらず、京都市には前年度並みの109万6千人が訪れたという。

 5~6月は修学旅行の最盛期で、数人の班行動を取り入れる学校は多い。旅行生を受け入れる京都府旅館ホテル生活衛生同業組合の教育旅行部会はこの時期、JR京都駅(下京区)と清水寺(東山区)で「修学旅行生お助けマン」事業を実施。バス路線などの問い合わせに応じる姿は風物詩になっている。

 同部会を構成する56宿泊施設は近年、食物アレルギー対策に力を入れている。府などと2年前に対応マニュアルを作成し、食の安全に関する講習会を毎春開く。アレルギー除去食の必要な修学旅行生を受け入れる際、保護者に事前調査票の記入を依頼。旅館側も代替メニューの予定表を学校や旅行業者に配布し情報共有する。薮下誠部会長は「対象者は年々増えている印象だ。修学旅行で京都ファンになる人も多く、安心安全は欠かせない」と話す。

 一方、旅行中に可能な体験学習の問い合わせが近年増えている。市は専用ホームページで紹介するだけではなく、教職員向けの資料を携えて他府県に出向き、教育委員会や旅行代理店などに「体験学習の宝庫」としてアピールしている。市観光MICE推進室は「多様化するニーズを把握し、できる限り応えたい」としている。

【 2016年06月02日 17時00分 】

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