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鉾建て用わら縄作りピーク 京都・福知山、祇園祭で使用

祇園祭の鉾を組み立てるために作られたわら縄(京都府福知山市三和町友渕・田尻製縄所)
祇園祭の鉾を組み立てるために作られたわら縄(京都府福知山市三和町友渕・田尻製縄所)

 祇園祭の山鉾巡行を約1カ月後に控え、京都府福知山市三和町の製縄所で、鉾建てに使うわら縄作りが、ピークを迎えている。今月末までに1玉約120メートルのわら縄を500玉納めるため、従業員が作業のピッチを上げている。

 約20年前から鉾建て用のわら縄を作る同町友渕の田尻製縄所(田尻太代表)。山鉾の土台部分に当たる「やぐら」の組み立ては、巡行時の振動を和らげるため、くぎを使わずにわら縄だけで柱を縛る「縄がらみ」という伝統技法が用いられる。

 神社や仏閣で使われる多くのわら縄は、強度などが優れる国産品が求められ、同製縄所は、柔らかくて強度のあるもち米のわらだけを使う。福知山市や舞鶴市の農家に頼み込み、約3トンを仕入れる。今年は5月中旬から作り始め、今月末までに計500玉を完成させ、向日市の問屋に納品する。

 作業所では、わらの束をねじって編み込む「縄ない機」の音が響く中、従業員らがわら7本ほどを一つにまとめながら縄に仕上げている。左右の縄が均一になえているほど、見た目が良く強度が高まるという。

 田尻代表(65)によると、約35年ほど前には関西で10社ほどあったが、わら縄業者は現在、同製縄所と舞鶴市内の業者のみ。「日本を代表する祭に使ってもらえて光栄。艶や強度のある最高の縄を納品したい」と話している。

【 2016年06月21日 10時20分 】

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