京都・和束町宿泊施設1日開設 個室新設やお茶風呂も
京都府和束町白栖の宿泊施設「京都和束荘」が7月1日、オープンする。好調な町への観光客をさらに増やそうと、町が個人客に対応した設備を整えた。宿泊者の希望に応じて煎茶の茶葉を浮かべる「お茶風呂」が楽しめる。
京都和束荘は、昨年8月に町へ無償譲渡された府立和束青少年山の家と隣接する町立研修所を合わせた施設。改装など総事業費は2億2300万円で、同10月から工事を進めていた。和束町活性化センターが運営する。
木造平屋2棟で、計約700平方メートル。合宿で使う大広間に加え、和洋各2室の個室を新たに設置した。宿泊者向けの料理は茶葉の天ぷらや茶を使った麺や豆腐などを提供する。町は「これまでは日帰りの観光客ばかりだった。お茶を生かした体験行事を充実させ、滞在型観光をしてもらいたい」としている。
個室は1泊2食付き1万1千円など。問い合わせは京都和束荘TEL0774(78)2603。
【 2016年06月26日 20時28分 】