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それぞれの一碗、想い寄せ 京都、文化人65人の茶碗展

逸話をまとった茶碗が並ぶ「私の一碗」展(京都市上京区・茶道資料館)
逸話をまとった茶碗が並ぶ「私の一碗」展(京都市上京区・茶道資料館)

 京都ゆかりの文化人らの愛蔵品を集めた秋季特別展「私の一碗―六十五碗 それぞれの想い―」(京都新聞共催)が22日、京都市上京区の茶道資料館で始まった。逸話をまとう、かけがえのない茶碗が並ぶ。

 学芸員が作品を選定する通常の展覧会とは一味違った新たな出合いの機会にと企画した。伝来の名品から日常使いのいとおしい品まで、65人が思いを込めて選んだ。

 千家十職の釜師十六代大西清右衛門さんは、十一代浄寿が今日庵に招かれた折、酒席から持ち帰った裏千家十一代玄々斎作の赤茶碗「夕月」を出展。当時の交流の深さをしのばせる。小林逸翁のコレクションを所蔵する逸翁美術館(大阪府池田市)は、大きく割れた宗赤絵の茶碗の一部に別の一碗を継いだ五彩蓮華(れんげ)文呼継(よびつぎ)茶碗を出した。継ぎの出来栄えを徳川三代将軍になぞらえ「家光」としたといい、逸翁の審美眼が光る。

 瓢亭の高橋英一さんは毎日の楽しみに使う唐津写茶碗「村雨」と、幼いころ料理の最後に母と茶を点(た)てていた思い出を紹介している。訪れた人たちは、茶碗に添えられた紹介文も読み進め、それぞれの物語を楽しんでいた。12月11日まで、一部展示替えあり。有料。

【 2016年09月22日 23時08分 】

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