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百人一首、京都巡り50コース かるた研代表が出版

「百人一首を通して京都の魅力を再発見してほしい」と語る河田さん(京都市中京区)
「百人一首を通して京都の魅力を再発見してほしい」と語る河田さん(京都市中京区)

 百人一首ゆかりの地を巡り歩くウオークツアーの企画者で、「京都百人一首・かるた研究会」代表の河田久章さんがこのほど、2010年から歩き続けて完成させた計50コースを本にまとめた。「百人一首で京都を歩く」と題し、地図入りで順路を紹介するとともに、各史跡の解説や百人一首とのつながりを詳述している。

 1年で10コース、5年かけて全てを回るツアーには、これまで延べ6千人が参加。引率して解説役を務める河田さんは、どのコースも10回以上を歩いているといい、「実際に歩くことで歌が詠まれた時代の文化や風俗を感じることができる。百人一首は、京都の歴史そのもの」と語る。

 コースは京都市内とその近郊。2、3時間で歩ける範囲で、テーマを決めて設定している。例えば「京都御苑周辺」では、白峯神宮(上京区)や菅原院天満宮神社(同)を紹介しながら、崇徳院や菅原道真といった「6人の位高き悲劇の歌人たち」の足跡に思いをはせる。嵯峨・嵐山地域の「百人一首歌碑群めぐり」では、百人一首の基になった勅撰(ちょくせん)集について考える。

 また。源実朝の後室が創建したと伝わる本覚寺(下京区)や、右大将道綱母ゆかりの般若寺跡(右京区)など、観光スポットとしては知られていない場所も数多く紹介。河田さんは「ある程度都市化しつつも、至る所に史跡が残る京都だからこそできるツアーです」と話す。

 「百人一首で京都を歩く」は1296円。会は、全50コースを一から回るツアーを今月13日に始める予定で、参加者を募っている(有料)。購入、ツアーいずれも問い合わせは河田さんの携帯電話090(9879)1010へ。

【 2016年10月11日 17時00分 】

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