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放置竹林、実態探り対策の資料に 京都・向日

竹林の状況をチェックする調査員。間伐が行き届いた手前のタケノコ畑に比べ、奥の竹林は植生の密度が高くなっている(向日市物集女町)
竹林の状況をチェックする調査員。間伐が行き届いた手前のタケノコ畑に比べ、奥の竹林は植生の密度が高くなっている(向日市物集女町)

 京都府向日市が、放置竹林の規模や所有関係を把握するため、市全域で竹林の実態調査を進めている。風光明媚(めいび)な景観やタケノコ栽培への悪影響が懸念されるためだ。地権者の意向も尋ねているが、今後の具体的な対策は手探りの状態。整備の重たい負担や後継者難を案じる声が地権者から漏れる。

 1月上旬、調査員が竹林を巡り、植生密度や整備状況など5項目を調べた。タケノコ畑は幹上部を折って日当たりを保つ「芯止め」や、収穫に向けて土をかぶせる「土入れ」などの整備が行き届く。一方、荒れ放題のエリアでは枯れて倒れた幹が折り重なっていた。

 市は2015年度から、市内の竹林約750筆を対象に調査を開始。面積は農地扱いと山林扱いの計約78ヘクタールとされてきたが、これまで山林域には確認が入っておらず、放置竹林の分布を把握できていない。16年度内に一筆ごとに管理状況や所有関係を記した台帳を作る。

 1月から全地権者に向け、管理する意思の有無や将来の売却意向を尋ねるアンケートを実施中で、今後の放置竹林対策を考える基礎資料にするという。

 ただ、具体的な内容について、市産業振興課は「タケノコ農家などの地権者の高齢化は深刻で、ノウハウのない後継者が簡単に整備できる訳でもない。放置竹林整備は、どの竹産地も頭を悩ましている」と模索中だ。

【 2017年02月13日 09時20分 】

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