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京都・思文閣美術館40年で幕 事業集約、東山に展示移転

4月末までに改装工事を終え、ゲストハウスとなることが決まった思文閣美術館(京都市左京区)
4月末までに改装工事を終え、ゲストハウスとなることが決まった思文閣美術館(京都市左京区)

 京都市左京区の百万遍で40年以上続いた私設美術館「思文閣美術館」が閉館した。1975年の開館以来、絵画や文学、工芸など日本文化にかかわるものを中心に多彩な企画を展開してきたが、事業集約化で展示スペースを東山区の本社に移すことになった。美術館のあった空間はゲストハウスとして改装している。

 美術品の販売や出版などを手掛ける思文閣の2代目社長、故田中周二氏が共同住宅や店舗などが入った自社ビルに美術館を開設。展覧会も数多く開かれ、2001年開催の「阿南慈子展」は広く共感を呼び10年間に及ぶ全国巡回展のきっかけとなった。

 05年には、開館30周年記念展として故高円宮憲仁さまをしのぶコレクション展も開催し、テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」で古文書などの鑑定にも協力している。

 しかし、11年秋に周二氏が亡くなるなど代替わりが進むなか、美術館は同年4月から休館。同ビル内の出版部門も本社に移転し、3代目の現社長のもとで事業の集約化を進め、本社を改装して美術品を展示するスペースを設置することに決めた。

 元美術館の空間は立地条件を生かしゲストハウスへの転用を決め、昨年10月に市に建物用途の一部を変更する届け出を行った。工事は4月末の完了予定という。

 思文閣グループ・ぎゃらりぃ思文閣の山内德太郎主任は「美術館の閉館は経営方針の変更の一環。本社の展示スペースの準備が整ったので美術館の看板を下ろした」と話している。

【 2017年03月06日 17時30分 】

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