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観光客急増、京都・祇園の桜ライトアップ中止 

開花を待つ白川沿いの桜。27年間ライトアップされてきたが、観光客の急増で中止になった(京都市東山区)
開花を待つ白川沿いの桜。27年間ライトアップされてきたが、観光客の急増で中止になった(京都市東山区)

 京都の春の風物詩として人気の京都市東山区の「祇園白川さくらライトアップ」が、今年は中止されることになった。観光客の増加で予期せぬ事故の恐れもあり、地元住民の有志でつくる実行委員会だけでは対応できないと判断したためだ。

 京都市が観光事業として1990年から、白川沿いのソメイヨシノやしだれ桜など約40本のライトアップを始めた。2006年から実行委の主催となり、毎年3月末~4月初旬にかけての10日間、昼間も含めて約30万人の花見客が訪れていたという。

 特に近年は外国人観光客の増加が著しく、花見客が滞留しやすい巽橋の上で川への落下事故が懸念され、横断歩道がなくても縄手通を横切るなど危険な行為も数多く見受けられていた。

 これまで警備員を2人配置するなど安全確保に努めてきたが、昨年秋から実行委が東山区役所などと協議。運営予算を含め今の態勢では十分な安全対策をとることが難しいと判断し、今年はいったん中止することにした。

 協賛金を出す形で協力する地元164店舗などにもファクスで意見を募ったところ、中止の判断に大半が理解を示したという。

 世話人の秋山敏郎さん(70)は「27年間も続けてきたのに残念だが、観光客の増加が手に負えなくなった。今後、警備などの課題が克服できた時点で再開を目指したい」と話している。

【 2017年03月29日 11時11分 】

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