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祇園祭にクラウドファンディング 京都、警備費募る

昨年の祇園祭・前祭の宵山。大勢の見物客が訪れ、安全確保が課題となっている(2016年7月16日)
昨年の祇園祭・前祭の宵山。大勢の見物客が訪れ、安全確保が課題となっている(2016年7月16日)

 祇園祭の山鉾行事を支援するためにインターネットを使って資金を募るクラウドファンディング事業が8日、始まった。宵山や巡行での警備費用に充てる目的で、祇園祭山鉾連合会(京都市中京区)は、今年7月24日の後祭(あとまつり)の山鉾巡行までに300万円を目標に募るとしている。

■3000円から10万円まで

 山鉾連合会と京都信用金庫、クラウドファンディングサイト「Makuake」の運営会社「サイバーエージェント・クラウドファンディング」(東京都)が8日、発表した。京都信金職員と連合会役員が話す中でアイデアが浮かび、京都信金が「山鉾町の支援の一助に」とサイバーエージェント社を紹介、1年かけて実現した。

 祇園祭の宵山と山鉾巡行の計8日間の人出は、昨年は計約92万人、一昨年は同55万人、3年前は同97万人だった。山鉾連合会によると、山鉾建てから宵山、巡行までに必要な警備費用は、34の山鉾町と山鉾連合会で計約4千万円に上る。山鉾を維持する資金繰りが困難な町内もある中で、事故に備えた賠償責任保険や650人以上の警備員の人件費などは増加傾向だという。

 クラウドファンディングには3千円から10万円のコースがあり、支援者は希望すれば名前が京都新聞に掲載される。また、金額に応じて手ぬぐい、厄(やく)よけちまき、扇子など山鉾連合会の授与品がもらえる。最高の10万円コースでは、八坂神社への正式参拝や山鉾連合会役員らとの昼食会も設定されている。

 山鉾連合会の岸本吉博理事長は「これから毎年、全国に薄く広く募りたい。これを機に安心で安全な祭りを執行するためには多額の費用が必要なことも知ってほしい」と話した。

【 2017年05月08日 23時00分 】

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