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信長が主催か、天正時代の茶会記発見 京都

見つかった茶会記。織田信長が開いた茶会の可能性が高いという(古田織部美術館提供)
見つかった茶会記。織田信長が開いた茶会の可能性が高いという(古田織部美術館提供)

 安土桃山時代の天正年間に開かれた茶会の記録(茶会記)が見つかり、京都市北区の古田織部美術館が6日までに発表した。使われた道具などから、織田信長が開いた可能性が高いという。

 同美術館の宮下玄覇館長が数年前に入手した。軸装されており、箱には「津田宗及(そうぎゅう)御会席付」などと記されていた。

 茶会記は、茶会の参会者や道具などの記録。今回の茶会記に信長の名の記載はないが、信長が京都に滞在していた天正2(1574)年5月2日の日付と「御殿様御会」とある。用いた道具は、床に掛けた玉澗筆「煙寺晩鐘」の絵や、茶入(ちゃいれ)「付藻茄子(つくもなす)」など信長が当時入手していた名物が並ぶ。京都の茶人が点前し、宗及の親族で堺の豪商津田道叱(どうしつ)や、京都の辻玄哉ら有力な町衆をもてなしたと記されている。

 信長の茶会に詳しく、茶会記の画像を見た国学院大の竹本千鶴講師(日本中世史)は、信長の家臣で茶に詳しい松井友閑が道具を取り合わせたという記述に注目。「信長所有の品で、友閑が関わる茶会を開いた『御殿様』は、信長以外考えられない。京都や堺の有力者をつなぎ留める政治色の強い茶会の一つだろう」と指摘する。

 茶会記は9日~9月18日、同美術館で公開される。有料。

【 2017年06月07日 08時50分 】

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