祇園祭、手ぬぐいと屏風でアートに 京都
祇園祭の図柄の手ぬぐいを用いた屏風(びょうぶ)のアート作品が、京都市下京区の京都高島屋1階にお目見えした。金細工や車輪で山鉾を表現した力作で、訪れた人たちの目を楽しませている。
同店は毎年、祇園祭のシーズンに合わせて「アートで祭る 祇園祭なう」と題して展示を催している。屏風作品は今年の第1弾で、地元の綿布商「永楽屋」の14世細辻伊兵衛社長が手掛けた。
手ぬぐいは、駒形提灯をデザインした「宵宮」や、馬にまたがるお稚児さんを描いた「稚児参り」など、昭和初期の復刻版を含む8種類を使用。屏風の下地を黒一色にすることで落ち着いた趣を演出した。長刀やカマキリをデザインした金細工に加え、木製の車輪を取り付けて山鉾を模し、巡行の躍動感も表現した。
11日まで。12~31日は絵師木村英輝さんの屏風などを展示する
【 2017年07月04日 22時20分 】