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ダムに水没「そこに暮らしがあった」 京都で写真展

ダム建設に翻弄された村の暮らしを伝える写真展「そこに暮らしがあった」と大西さん(京都市左京区)
ダム建設に翻弄された村の暮らしを伝える写真展「そこに暮らしがあった」と大西さん(京都市左京区)

 ダム建設に沈む全国の山里で取材を続ける写真家の大西暢夫さん(49)の写真展「そこに暮らしがあった」が27日、京都市左京区一乗寺中ノ田町のギャラリー「BIT CUBE art space」で始まった。岐阜県徳山村と熊本県五木村で撮影した約40点を展示している。

 徳山村は、2008年3月に完成した徳山ダム建設で水没した。大西さんは20代の時から村に通い、山の恵みを受けた日々の生活から、自宅が取り壊されるところを悲しげに見守る様子まで、穏やかな暮らしがダムによって翻弄(ほんろう)される姿を撮り続けてきた。

 川辺川ダムの底に沈む予定だった熊本県五木村は、09年に計画が中止されたため無人の村として今も残る。

 展示では、最後まで村に住み続けた夫婦の生きざまを追った作品を村の風景とともに紹介。樹齢500年を超えるイチョウの木のそばで静かに暮らす2人の姿が胸を打つ。

 大西さんは「便利すぎる今の生活のあり方を見直すきっかけになれば」と話す。30日まで、無料。28日は徳山村を追った映画「水になった村」の上映、29日は上映と大西さんのトークがある。有料。

 問い合わせはギャラリー075(722)9282。

【 2017年07月28日 10時27分 】

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