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自然生かし攻めの集客 京都・世屋高原の宿泊施設

標高約500メートルの世屋高原にある「しおぎり荘」。夏でもひんやりと涼しく、避暑地としても人気だ(宮津市上世屋)
標高約500メートルの世屋高原にある「しおぎり荘」。夏でもひんやりと涼しく、避暑地としても人気だ(宮津市上世屋)

 京都府宮津市北部の標高約500メートルの世屋高原にあり、完成から33年がたつ市営宿泊施設「しおぎり荘」(同市上世屋)が、地域の自然環境を生かしたサービスを充実させ、利用者増加を図っている。府内有数の豪雪を売りにしようと、2年前から冬季営業を開始。野外活動も実施させ、「公共宿舎のイメージをガラッと変えたい」と意気込んでいる。

■冬季営業、外国人に人気

 しおぎり荘は1984年にオープン。そば打ち体験などができ、主に夏場に児童や学生の団体客、親子連れなどによく利用されていた。

 ただ、娯楽の多様化などで宿泊者数は90年の3239人をピークに減少傾向にあり、近年は千人前後で推移。建物の老朽化などもあり、前の指定管理者が2015年春に撤退。地元住民らでつくる「世屋高原活用協議会」が引き継ぎ、施設を運営している。

 協議会は増加する訪日外国人に着目して冬季(11~3月)の営業を開始。雪国の景色を初めて見て驚く外国人も多く、新たに始めたスノーモービルなども人気だ。

 昨年度の冬季に宿泊した約150人の大部分が外国人という。また、地元漁港で買い付けた海産物を使った夕食も好評で、素泊まりでなく館内で食事を取る人も増えた。

 「攻めの姿勢」で、情報発信にも力を入れる。館内に無線LANのWi-Fiを整備し、英語のホームページの開設や宿泊予約サイト「エアビーアンドビー」も活用し、口コミでの集客も期待する。

 協議会の西原重樹さん(42)は「リピーターも増えてきた。利用者が何を求めているか把握し、時代に合わせて対応できる施設を目指したい」と話している。

【 2017年08月19日 11時20分 】

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