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京都府暫定登録文化財に434件 独自創設の第1弾

園部高の巽櫓(上、南丹市)。阿弥陀三尊(八幡市・正法寺)=いずれも府文化財保護課提供
園部高の巽櫓(上、南丹市)。阿弥陀三尊(八幡市・正法寺)=いずれも府文化財保護課提供

 京都府教育委員会は22日、本年度に創設した「府暫定登録文化財」の第1回登録リストを発表した。建造物200件、美術工芸品213件、有形民俗文化財13件、史跡・名勝8件の計434件。

 同制度は、文化財の指定や登録を受けていない歴史的建造物や絵画、仏像などについて、保護の裾野を広げることで、散逸を防ぎ、保存維持するのが目的。調査や登録の手続きを簡素化し、修復や防犯・防火対策などの補助制度を設けている。

 今回、建造物で登録された南丹市の園部高の巽櫓(たつみやぐら)は、1869(明治2)年完成の国内最後に建築された城郭として知られる。中規模ながらも、内部や外部の装飾の格式高い造りが貴重、とされた。

 八幡市の正法寺の阿弥陀三尊(木造阿弥陀如来坐像と木造観音菩薩(ぼさつ)坐像、木造勢至菩薩坐像)は、平安時代末から鎌倉時代初めに制作されたと考えられる。両脇の坐像の姿勢を内側に傾けることで来迎の臨場感を伝えるなど、優れた表現が評価された。

 いずれも詳細な調査が進めば、将来的に府指定や国の重要文化財などにつながることが期待される。府教委文化財保護課は「より多くの文化財予備軍を評価し、良好な状態で次世代に残したい」といい、本年度中に千件の登録を目指している。

【 2017年08月22日 22時35分 】

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