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探幽の釈迦三尊像など寺宝公開 京都・聖護院

秋の特別公開で初公開している狩野探幽が描いた「釈迦三尊像」(京都市左京区・聖護院)
秋の特別公開で初公開している狩野探幽が描いた「釈迦三尊像」(京都市左京区・聖護院)

 京都市左京区の本山修験宗総本山・聖護院が、秋の特別公開を行っている。江戸時代の狩野派を代表する絵師、狩野探幽が描いた「釈迦(しゃか)三尊像」を初公開し、修験道の道場や皇室ゆかりの門跡寺院として伝承してきた建物や寺宝を展覧している。

 釈迦三尊像は、狩野探幽(1602~74年)筆と伝わる寺宝の一つ。真贋(しんがん)は不明だったが、専門機関に鑑定を依頼し、昨年に真筆と判明したという。探幽の名前や年齢が記され、1663(寛文3)年ごろに描かれたとみられる。

 三つの掛け軸からなり、中央の釈迦如来像は、愁いを帯びた表情の上半身のみが描かれる。左右に配置する普賢・文殊の両菩薩(ぼさつ)像を含めて装身具が少なく水墨画の仙人のようにも見え、独特の柔和な空気を醸し出している。

 ほかに、天明の大火による御所焼失後、光格天皇が仮御所にした建物「宸殿」や、これらの襖(ふすま)の絵に使われる狩野派の障壁画約100面、宗祖・役行者の木像などが間近で見られる。

 東京都渋谷区の開業医、林慎吾さん(74)は建物や絵に見入り、「京都らしい落ち着いた風情や雰囲気を楽しめた」と話した。

 特別公開は、通常必要な事前予約なしで拝観できる。12月10日までの午前10時~午後4時(受け付け終了)。10月13~15日、11月28日は休止し、11月29日は行事のため一部公開にする。拝観有料。

【 2017年09月18日 22時50分 】

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