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粟田神社「大燈呂」復活10年 2メートル巨大提灯、住民制作

復活10年を記念して作られた提灯の文字を黒く塗り、仕上げる住民ら(京都市東山区)
復活10年を記念して作られた提灯の文字を黒く塗り、仕上げる住民ら(京都市東山区)

 粟田神社(京都市東山区)の秋の大祭を彩る大型の灯籠「大燈呂(だいとうろう)」が180年ぶりに復活して、今年で10年を迎える。節目を記念して来月の大祭では、地元住民も参加して作った高さ約2メートルの提灯が先頭を飾る。

 室町時代の日記にも登場する大燈呂は、見物人が殺到して事故が起きたため約180年前に途絶えたとされ、2008年の大祭で復活した。

 京都造形芸術大(左京区)の学生が協力し、最初の年は5基を作って大祭の夜渡り神事で巡行した。その後、大燈呂の数は少しずつ増え、現在は地域の伝承などを基に作られた10基が地域を練り歩いている。

 復活10年を迎える今年は、蹴上の義経地蔵にちなんだ灯籠や、来年の干支(えと)の犬をかたどった灯籠などとともに、「粟田大燈呂十周年記念」と書かれた高さ約2メートルの提灯と、子どもの提灯行列が加わる。

 大型提灯は、京都造形芸術大の構内で形を作った後、元白川小(東山区)に持ち込み、今月14日に住民ら約20人が「粟田大燈呂」の文字に墨を入れて完成させた。

 粟田大燈呂実行委員会の前田嘉右衞門会長は「復活当初はどこまで続くか心配だったが、あっという間の10年だった。実行委のメンバーも増え、今後はいっそう盛り上げていきたい」と話している。

 今年の粟田神社の大祭は10月8日夜に夜渡り神事があり、前日の7日の「出御祭(おいでまつり)」の際には参道に火をともした大燈呂が並ぶ。

【 2017年09月26日 09時03分 】

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