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古道「トロ峠」復活へ 京都、防空監視所の復元も

峠道をふさぐ倒木を取り除く京北・黒田地区の住民有志ら(京都市右京区京北)
峠道をふさぐ倒木を取り除く京北・黒田地区の住民有志ら(京都市右京区京北)

 京都市右京区京北の黒田地区から京の都へ物資を運んだ古道「京みち・トロ峠」を復活させようと、地元黒田の住民有志が整備に乗り出した。11月5日の「黒田ふれあいまつり」では古道再開に向けてのイベントを行う。トロ峠頂上近くにあった第2次大戦時の防空監視所の復元にも取り組む。

 京みち・トロ峠は現在の宮町や下黒田町から灰屋町に抜ける延長3キロ弱の峠道。古代からこの道を通り、芹生から貴船を抜けて京都へ物資を運んでいた。戦後しばらくは使われていたが、その後荒れ放題になっていた。

 古代から住民の生活を支えてきた古道が忘れ去られるのは忍びないと、今年8月、住民有志で「黒田・京みちの会」(大和田信也会長、11人)を結成。今年は道をふさいでいる倒木や枯れ木の除去に力を注ぎ、来夏までに元のように復活する。併せて終戦で取り壊された木製の防空監視所も復元し、次代に引き継ぐことを決めた。

 防空監視所は本土空襲に備えて24時間態勢で飛行機を識別し、京都府庁の指令所に連絡する施設だが、大きさや構造が不明のため、調査を進め、古道とともに復活する。

 1日に初めて実施した道の整備では、住民ら28人が倒木などを除去し、崩れた所も補修した。

 取り組みの背景には過疎化が進行する現状への危機感があり、大和田会長は「伏状台杉群など貴重な自然や歴史的遺産が多い黒田に、より関心を持ってもらい、移住・定住者増につながることを期待している」と史跡復活の動機を語っている。

【 2017年10月12日 11時50分 】

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