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「謎の青銅器」一堂に 滋賀で特別展

秋季特別展に並ぶ大岩山遺跡から出土した重文の銅鐸(近江八幡市安土町下豊浦・安土城考古博物館)
秋季特別展に並ぶ大岩山遺跡から出土した重文の銅鐸(近江八幡市安土町下豊浦・安土城考古博物館)

 安土城考古博物館(滋賀県近江八幡市安土町下豊浦)の秋季特別展「青銅の鐸(たく)と武器-近江の弥生時代とその周辺」が同館で行われている。野洲市の大岩山遺跡から出土した重要文化財の銅鐸など、県内外の青銅器を中心に450点を紹介する。

 銅鐸や青銅製武器は中国大陸にルーツを持ち、九州を経て近畿地方に伝わった。銅鐸は祭器とされるが、用途がよく分からず「謎の青銅器」と呼ばれる。特別展は畿内、東海、近江編の3部構成で、計87カ所の遺跡の矢尻や銅鏡、銅剣などを一堂に集めた。

 このうち国内で初めて見つかった上御殿(かみごてん)遺跡(高島市)の短剣「双環柄頭(そうかんつかがしら)短剣」の石製鋳型は、柄の頭部にリング状の装飾を二つ施す形状で、形が似ている中国大陸の短剣と合わせて展示した。

 高さ3・4センチと国内で最も小さい下鈎(しもまがり)遺跡(栗東市)の銅鐸や、近畿でも出土例が少ない能登川石田遺跡(東近江市)の銅剣、今年に入って矢尻の石製鋳型と判明した下之郷(しものごう)遺跡(守山市)の出土品も並ぶ。

 田井中洋介学芸課長は「堅苦しいイメージを変えるため展示に子ども向けの説明文も添えた。日本に青銅器が入った弥生時代の人々の暮らしをリアルに感じてほしい」と話す。

 12月3日まで。月曜休み。大人890円、高校・大学生630円など。同館0748(46)2424。

【 2017年10月27日 10時51分 】

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