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保津川下り、台風影響で長期休業 紅葉シーズンにピンチ

保津川下りの運航中止を知らせる立て看板(京都市右京区・トロッコ嵯峨駅)
保津川下りの運航中止を知らせる立て看板(京都市右京区・トロッコ嵯峨駅)

 台風21号と22号の影響で保津川下りが長期休業に追い込まれていることが3日までに分かった。亀岡市保津町の係留場と、京都市右京区嵯峨に設置する降船場が流失したためで、保津川遊船企業組合は「秋の観光シーズン中に大打撃だ。紅葉の見ごろには何とか間に合わせたい」と懸命だ。

 同組合によると、10月22日夜に近畿地方に台風21号が最接近し、川の増水で係留場と降船場が流失。さらに航路の保津川内も石や流木で荒れ、当初は31日までの休業と決めていた。

 その後、川の水位が下がり、係留場と降船場の修復や航路の整備に取りかかろうとした矢先の29日、再び台風22号が接近した。日吉ダムの放流などで水位が上昇したため、作業にかかれず休業延期に至った。1日から復旧工事を再開し、10日の営業を目指している。

 京都市右京区のトロッコ嵯峨駅には運航中止を知らせる立て看板が設置された。トロッコ列車で亀岡市の乗船場を目指そうとしていた岐阜県の主婦箕浦律子さん(55)は「楽しみにしていたので残念」と話していた。損害は約1億円に上るといい、同組合の豊田知八理事長は「自然が相手なのでどうしようもないが、厳しい状況だ。早期再開を目指す」と話す。

【 2017年11月04日 08時01分 】

ニュース写真

  • 保津川下りの運航中止を知らせる立て看板(京都市右京区・トロッコ嵯峨駅)
  • 台風21号で降船場の橋脚が流失し、一部のみが残る土台(京都市右京区嵯峨)
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