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前田利家邸の大作、1千万円かけ現代に 京都で池坊特別展

10日がかりで制作した「前田利家邸の大砂物」を手直しする秋野教授(7日午後4時20分、京都市下京区・京都高島屋)
10日がかりで制作した「前田利家邸の大砂物」を手直しする秋野教授(7日午後4時20分、京都市下京区・京都高島屋)

 江戸時代の花会に連なる「旧七夕会 池坊全国華道展」(華道家元池坊総務所、池坊華道会主催)の開催を前に7日夕、京都市下京区の京都高島屋で特別展示の「前田利家邸の大砂物」が報道陣に公開された。

 「大砂物」は1594年、豊臣秀吉を迎える前田邸で初代池坊専好が立て、「池之坊一代之出来物」と評されたと伝わる。今夏公開された映画「花戦さ」のクライマックスでは、暴君と化した秀吉をいさめるために生けたと描かれた。

 幅約7メートル、高さ約3メートルにも及ぶ超大作は、池坊中央研修学院の秋野仁教授ら約20人が10日がかりで制作した。20本ほどの松の枝を継いで再構築し、「松の力強さ、雄大さで秀吉をいさめた」と映画の世界を再現、ウメモドキや紅葉で季節感を添えた。総制作費は1千万円という。

 同展は8日開幕、池坊専永家元が、秋の夕暮れ、わずかに実や葉を残した柿の老木に命の移ろいを宿した大作を披露するほか、「十人十彩(じゅうにんといろ)」をテーマに、門人らが個性豊かな花を咲かせる。13日まで。2日ごとに生け替える。10日からは中京区の池坊会場でも開き、計約1550点を出品する。有料。

【 2017年11月07日 23時40分 】

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