出版案内
福祉事業団

雨森芳洲と朝鮮通信使の資料一堂に 滋賀で企画展

雨森芳洲の関連資料を並べた企画展(長浜市高月町渡岸寺・高月観音の里歴史民俗資料館)
雨森芳洲の関連資料を並べた企画展(長浜市高月町渡岸寺・高月観音の里歴史民俗資料館)

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」に登録された江戸時代の外交資料「朝鮮通信使に関する記録」の一部で、通信使に関わった滋賀県長浜市ゆかりの儒学者雨森芳洲(あめのもりほうしゅう)の関連資料を公開する企画展が、同市高月町渡岸寺の高月観音の里歴史民俗資料館で開かれている。

 朝鮮通信使は、朝鮮国王が徳川将軍家に派遣した使節団。芳洲は同町雨森出身とも伝えられ、対馬藩に仕えた際、通信使の幕府側随行員を務めるなど朝鮮外交に尽力した。

 会場には、登録された芳洲の関連資料全36点を展示。芳洲が「朝鮮の風俗習慣を理解し、違いを尊重すべき」と外交の基本理念を藩主に上申した意見書「交隣提醒(こうりんていせい)」(1728年、重要文化財)や、通信使の一人が、芳洲に対して絶大の信頼を置いていることを詩に託して表明した「季東郭七律(イトングァクしちりつ)」(1711年、同)などが並ぶ。通信使がたどった県内ルート「朝鮮人街道」を示す地図もある。

 12月3日まで(月、火曜、祝日の翌日は休館)。有料(11、12日は無料)。同館0749(85)2273。

 関連イベントとして、23日午後1時半から吉田光男東京大名誉教授の講演「朝鮮から見た雨森芳洲と通信使」(無料)が同市宮部町の虎姫文化ホールである。問い合わせは長浜城歴史博物館0749(63)4611。

【 2017年11月13日 13時05分 】

ニュース写真

  • 雨森芳洲の関連資料を並べた企画展(長浜市高月町渡岸寺・高月観音の里歴史民俗資料館)
京都新聞デジタル版のご案内

    観光・社寺のニュース

      政治・社会

      日本一危険な滑り台撤去へ、愛媛
      「安全確保が困難」と今治市

      20180222000085

       愛媛県今治市は22日、「日本一危険な滑り台」としてテレビやインターネットで話題となった..... [ 記事へ ]

      スポーツ

      柔道の高藤、欧州遠征に出発
      世界王者、1階級上で挑戦

      20180222000091

       柔道の欧州オープン(3月3、4日=プラハ)に出場する2016年リオデジャネイロ五輪男子..... [ 記事へ ]

      経済

      京都4百貨店、売上高0・3%減 1月、寒さ響く

      20180222000077

       日本百貨店協会が21日発表した京都市内4百貨店の1月の売上高は、前年同月比0・3%減の..... [ 記事へ ]

      教育・大学

      「宇治学」の授業を報告  京都、教員らフォーラム

      20180221000032

       京都府宇治市の小中学生が地域について学ぶ総合的な学習「宇治学」のフォーラムが20日、同..... [ 記事へ ]

      環境・科学

      植物のDNA修復メカニズム解明 京産大教授ら

      20180222000076

       植物がDNAを修復するメカニズムの一端を、京都産業大総合生命科学部の木村成介教授や愿山..... [ 記事へ ]

      国際

      井上、太田両氏が受賞
      国際報道のボーン・上田賞

      20180222000079

       優れた国際報道を手掛けたジャーナリストに贈られる「ボーン・上田記念国際記者賞」の201..... [ 記事へ ]