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竹と昇竜、あふれる生命感 京都・高台寺でふすま絵展

「竜は、天に昇るねねとイメージを重ねた」という八十山さん(京都市東山区・高台寺)
「竜は、天に昇るねねとイメージを重ねた」という八十山さん(京都市東山区・高台寺)

 京で出合った竹をテーマに描き続ける洋画家八十山和代さん(58)=石川県小松市=が、京都市東山区の高台寺本堂でふすま絵の特別展示を行っている。秋の特別拝観に合わせた企画で、勢いよく空へ伸びる竹と昇竜を描いたふすま絵など、生命感あふれる竹の情景が会場を彩っている。

 ふすま絵は高さ1・8メートル、幅3・6メートル。片面に竹と竜、もう一面にはうねる竹の根に遊ぶスズメたちを表現している。絵画の世界が、寺内の竹林と響き合って生き生きと巡っている。隣の北書院では大作など計17点を展示。繊細な竹の葉の重なり、絵の奥へ誘うような竹の小道の作品も並ぶ。

 ふすま絵制作は、知人を介して知り合った同寺の後藤典生執事長に依頼された。寺を建立した豊臣秀吉の妻ねねに対し、「女性として誇り」と憧れる八十山さん。その力にあやかり、9カ月間という短期間で一気に描き上げたという。

 八十山さんはブラジルで生まれ、父の郷里、小松で育った。亡母・雅子さんも画家だった。20代初め、画家を目指し京へ。洛西大原野で真っすぐ立つ竹の姿に引かれ、画題とし、日本のほか、米国やブラジルで個展を開いてきた。6年前、念願だった八十山雅子・和代美術館を小松に開設した。「竹を、人と思いながら描いています。絵からエネルギーを持ち帰ってくれたらうれしい」と話す。12月10日まで。拝観料が必要。

【 2017年11月18日 13時32分 】

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