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「牧野と松之助、京都映画の礎」 中島貞夫監督が講演

草創期の京都映画について語る中島監督(京都市北区・立命館大アート・リサーチセンター)
草創期の京都映画について語る中島監督(京都市北区・立命館大アート・リサーチセンター)

 「映画の日」の1日、映画草創期に京都を中心に活躍し、「日本映画の父」と称される牧野省三とスター俳優の尾上松之助をしのぶ講演・上映会が京都市北区の立命館大アート・リサーチセンターであった。映画監督の中島貞夫氏(83)が記念講演し、「2人がいたからこそ京都の映画が発展した」と語った。

 講演・上映会は、日本でシネマトグラフが試写されてから120年の節目を記念し、同センターなどが立ち上げた「尾上松之助プロジェクト」の一環で企画した。

 NPO法人京都映画倶楽部理事長を務める中島監督は「草創期の京都映画をしのんで」と題して講演した。牧野の生い立ちや映画の撮影手法を紹介し、「牧野はリアリズムを大切にし、チャンバラでもリアルを追求した。普通の歌舞伎俳優では対応できず、理想の役者がいないかと思っていたところに松之助と出会った」と説明した。その後、表現の手法を広げた牧野とあらゆる役を引き受ける松之助が距離を置くようになったと述べ、「スターを中心に撮影する映画と監督中心で撮る映画の作り方はいつも歴史を繰り返している。この大きな二つの流れをこの2人が作った」と解説した。

 講演後は牧野が監督、松之助が主演を務めた明治時代の映画「忠臣蔵」(1910~12年)が上映され、松之助の遺品や資料も展示された。

【 2017年12月06日 19時10分 】

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