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阿弥陀如来坐像、黄金の輝き戻る 滋賀・守山の福林寺

約1年2カ月をかけて修復された「阿弥陀如来坐像」(守山市木浜町・福林寺)
約1年2カ月をかけて修復された「阿弥陀如来坐像」(守山市木浜町・福林寺)

 滋賀県守山市木浜町の福林寺に伝わり、戦国時代の焼き打ちを逃れたという「阿弥陀(あみだ)如来坐像」の修復がこのほど終わり、約1年2カ月ぶりに寺に戻った。金色に輝く平安後期の姿がよみがえり、一般公開している。

 仏像は高さ約1メートルの木像。平安時代を代表する仏師・定朝の彫刻様式で、浅く柔らかく彫られた特徴を持つ。市によると、同寺は最澄が開いたとされ、本堂には平安期の「木造十一面観音立像」(重要文化財)が残る。

 寺の伝承では、1571(元亀2)年の織田信長による比叡山延暦寺の焼き打ちの際に福林寺も被害を受けたが、坐像は損壊を免れたとされる。江戸時代の補修以降、大がかりな修理はなく、金箔(きんぱく)がはがれるなど損傷が激しかった。

 昨年10月に高木慈惠住職(69)が「2018年の先代(父膽裕(たんゆう)さん)の50回忌までに本来の仏像に戻したい」と米原市の仏師中川大幹さん(66)に修理を依頼。強度を補うため樹脂を注入し、表面に金箔を張り直した。

 高木住職は「修復後は目を疑うほどきれいになった。温和な顔を見て、安らかな気持ちになってほしい」と話す。問い合わせは同寺077(585)1205。

【 2017年12月19日 14時20分 】

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