出版案内
福祉事業団
京都新聞AR

琵琶湖の湖底遺跡で土器撮影 立命大グループ、水深70m

琵琶湖水深約70メートルの湖底で撮影された土器(長浜市湖北町)=立命館大提供
琵琶湖水深約70メートルの湖底で撮影された土器(長浜市湖北町)=立命館大提供

 滋賀県長浜市湖北町の琵琶湖にある葛籠尾崎(つづらおざき)湖底遺跡で、水中ロボットを使って水深約70メートルの湖底に沈む7世紀ごろの完全な形の土器を撮影することに、立命館大のグループが成功した。琵琶湖の深部で土器の撮影地点を正確に特定できた貴重な成果という。

 半島状に琵琶湖に突き出た葛籠尾崎の南南東約400メートルが撮影地点で、水深は71・5メートル。土器は直径約20センチ、高さ約30~40センチで土師器(はじき)の甕(かめ)と推定されるという。同遺跡の調査をしていた立命大の矢野健一教授や熊谷道夫教授らのグループが今月14日に撮影した。

 グループによると、同遺跡ではこれまでに縄文時代以降の土器が多く見つかっているが、漁師による引き揚げが多く発見場所を正確に特定できていないケースが多かった。今回は、音波探知機(ソナー)と衛星利用測位システム(GPS)を組み合わせて緯度経度や水深の測定ができた。

 撮影地点付近では、飛鳥時代以降の新しい時代の土器が特に多く見つかっており、矢野教授は「さらに沖にある竹生島の信仰との関係で、民衆が土器を意図的に沈めた可能性もある」と話している。

【 2017年12月26日 22時32分 】

ニュース写真

  • 琵琶湖水深約70メートルの湖底で撮影された土器(長浜市湖北町)=立命館大提供
  • 土器の発見地点
京都新聞デジタル版のご案内

    観光・社寺のニュース

      政治・社会

      手作り遊具横転、男児死亡
      父親と路上で遊び中、大阪

      20180622000003

       21日午後6時ごろ、大阪府岸和田市南上町2丁目の路上で、近くの小学生岡野創太君(9)が..... [ 記事へ ]

      スポーツ

      初戦の布陣主体で、と西野監督
      日本代表、セネガル戦へ練習

      20180621000246

       【カザン共同】サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で1次リーグH組の日本代表は2..... [ 記事へ ]

      経済

      「深くおわび」と神鋼社長
      株主総会、経営陣を非難

      20180621000066

       アルミニウム製品などのデータ改ざん問題を起こした神戸製鋼所は21日、神戸市で定時株主総..... [ 記事へ ]

      教育・大学

      ホンモロコ、閉校プールで養殖 京都、稚魚4万匹を放流

      20180616000054

       2015年から旧上宮津小(京都府宮津市小田)のプールで淡水魚ホンモロコの養殖に取り組む..... [ 記事へ ]

      環境・科学

      センサー付き衣類で作業員の健康把握 立命館大チーム開発

      20180621000233

       センサーや通信機器を組み込んだ次世代型の衣類「スマートウエア」を活用し、建設現場で作業..... [ 記事へ ]

      国際

      中国の動物園でパンダ虐待疑惑
      飼育員が作業中にたばこ

      20180621000225

       【上海共同】中国メディアは21日までに、湖北省武漢市の市立動物園が、ジャイアントパンダ..... [ 記事へ ]