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戌年に朗報、愛犬の祈祷復活 イヌ伝承残る滋賀の神社

新たに製作したイヌの絵が入った絵馬を手にする城貝さん(多賀町富之尾・大瀧神社)
新たに製作したイヌの絵が入った絵馬を手にする城貝さん(多賀町富之尾・大瀧神社)

 イヌにまつわる伝承が残る大瀧神社(滋賀県多賀町富之尾)がイヌ対象の祈祷(きとう)を来年1月から復活させる。イヌの絵をあしらった絵馬も新しく作った。神社関係者は「2018年の戌年を機に、イヌの力を借りて地域を活性化したい」と意気込む。

 同神社内の犬上神社に祭られている稲依別王命(いなよりわけおうのみこと)は大蛇に襲われた際、愛犬の「小石丸」に命を救われたとの伝承が残る。神社の近くには稲依別王命が小石丸を祭ったとされる祠(ほこら)があるほか、毎年11月にはイヌの舌の形をした餅を供える神事が執り行われるなどイヌとの関わりが深い。

 1921年の新聞記事には多くの参拝者が愛犬と参拝して一緒に祈祷を受ける様子が記されており、神社は人を呼び込もうと祈祷を再び行うことを決めた。町観光協会や町などとともにPRにも取り組む。

 祈祷は、毎月の戌の日のうち1日行い、1月は6日に催行。犬上神社の祠で参拝者と愛犬の健康や長寿を祈願する。

 飼い主と愛犬が一緒に上りやすくするため、本殿に続く階段を緩やかに改修したほか、伝承を紹介する看板を新調した。神社には常駐する宮司がいないことから、参拝者案内などに対応するため、正月三が日や、祈祷日以外に月に1日、氏子が境内にいるようにするという。

 氏子総代会長の城貝忠信さん(74)は「ペットを愛する気持ちは昔も今も変わらない。この神社が絆を深める場所になれば」と話す。

【 2017年12月31日 12時18分 】

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