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「山陰道鎮撫使」の木札発見 西園寺公望、民家での休憩示す

山陰道鎮撫使の滞在を知らせるため民家に掛けられた木札(舞鶴市南田辺・市郷土資料館)
山陰道鎮撫使の滞在を知らせるため民家に掛けられた木札(舞鶴市南田辺・市郷土資料館)

 明治維新のさなかの旧山陰道平定で、後に首相を務めた西園寺公望率いる「山陰道鎮撫(ちんぶ)使」の一隊が旧田辺藩内にあった松原寺(宮津市由良)近くの民家で休んだことを示す木札がこのほど見つかった。舞鶴市郷土資料館(舞鶴市南田辺)で展示されており、同館は「田辺藩における鎮撫使の足跡を示す貴重な資料」としている。

 山陰道鎮撫使は西園寺公望を総督に長州、薩摩の藩士らで構成。1868年の鳥羽伏見の戦いが始まった直後に京都を出発し、丹波や但馬、丹後などの諸藩を巡って新政府に従うよう促した。

 市郷土資料館によると、木札は縦54センチ、横14センチで、表には「長州様御休」と大きく墨書されている。裏には1月21日に通行し、一行の本陣が松原寺に置かれ、付近の民家に長州藩士24人が滞在したとの記述がある。

 宮津市由良の住民らでつくる「由良の歴史をさぐる会」が昨年、所蔵品の整理の際に発見。鎮撫使の一部が田辺藩から宮津藩へ向かう途中に民家で休憩し、木札は滞在を知らせるために表に掛けられたという。

 同館で明治維新150年を記念した展示で公開されている。小室智子学芸員は「旧田辺藩内でこのような木札が現存することはこれまで確認されていなかった」と説明する。入館無料。木札の展示は26日まで。21日休み。

【 2018年02月09日 09時24分 】

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