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恩師悼む仏画、清水寺に奉納 日本画家・箱崎睦昌さん

奉納された仏画「西方阿弥陀観」を見る森貫主(奥)と箱崎さん=京都市東山区・清水寺
奉納された仏画「西方阿弥陀観」を見る森貫主(奥)と箱崎さん=京都市東山区・清水寺

 日本画家で嵯峨美術大名誉教授の箱崎睦昌さん(71)が、阿弥陀如来と観音、勢至両菩薩(ぼさつ)を描いた大きな仏画「西方阿弥陀観」を15日、京都市東山区の清水寺に奉納した。仏画は恩師の鎮魂のため筆を執った作品で、柔和な表情の三尊が参拝者を出迎える。

 西方阿弥陀観は3幅の掛け軸からなる。中央の阿弥陀如来の絵は縦約2・2メートル。1983年に亡くなるまで15年ほど指導を受けた、京都市立芸術大の佐和隆研元学長を追悼するため2002年に描いた。3体を絹本に金泥や白金を使って表現。阿弥陀如来の足元には西日が描かれ、浄土から人間世界へ降りてくる様子を表している。

 同日は清水寺経堂で法要が営まれた。西方阿弥陀観は経堂西側に掛けられ、森清範貫主(77)や僧侶らが読経し、箱崎さんが焼香した。

 森貫主は「圧倒される大きさだ。清水寺にまた一つ寺宝が増えた」と喜んだ。箱崎さんは「お寺に置いてもらうと展覧会とは違って見える。作品が生まれ変わったようだ」と感慨深げに話した。

 経堂では江戸時代の絵師山口雪渓の「大涅槃図(ねはんず)」とともに21日まで展示する。無料。

【 2018年02月16日 08時52分 】

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