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夢の「非常用電源」、TV見た社長が寄贈 京都のキリスト教会に

寄贈された非常電源を前に話す篠澤さん(右)と日新電機工作の社員=京都市右京区太秦安井・花園キリスト教会
寄贈された非常電源を前に話す篠澤さん(右)と日新電機工作の社員=京都市右京区太秦安井・花園キリスト教会

 希少な淡水魚やカメなど約180種を飼育する京都市右京区太秦安井の花園キリスト教会の「水族館」にこのほど、大阪の企業から非常用電源装置が寄贈された。牧師の篠澤俊一郎さん(37)は「子どもたちの居場所づくりという水族館の役割を一層大事にしていきたい」と喜んでいる。

 水族館では、漏電で水槽に酸素を送るポンプが止まり一晩で半数が死んでしまったことがある。篠澤さんは、東日本大震災で被災した宮城県東松島市で約4年間、泥だしや子どもの学習支援、心のケアなどのボランティア活動をした経験から「生き物が子どもの心を癒やすこともできる」との信念を持っており、水族館の安定的な運営のために非常電源の必要性を強く感じていた。

 昨年2月、篠澤さんがテレビ番組に出演した際に「夢」を問われ、「非常用電源です」と答えたことがある。この番組を見た日新電機工作(大阪市)の立花佳枝社長が、震災を契機に開発した電源の寄贈を申し出て「夢」がかなった。

 非常用電源は縦73センチ、横60センチの家庭用サイズで、停電時に自動で切り替わり、水槽のポンプを動かすために必要な1日分の電気をまかなえる。同社は「出番が来ない方がいいが、日頃の安心につながればうれしい」としている。篠澤さんは「最終的にはここを災害発生時の支援拠点にできるよう整えたい」と話した。

【 2018年03月06日 08時58分 】

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