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胃摘出の女性、京都マラソン挑む 「闘病中の人に勇気を」

胃の全摘出後、富山マラソンに臨む尾崎さん(2015年11月・富山県高岡市)
胃の全摘出後、富山マラソンに臨む尾崎さん(2015年11月・富山県高岡市)

 昨年がん治療で胃を全摘出した京都市伏見区の女性が、頑張る姿を多くの人に見てもらおうと、21日に初めての京都マラソンに臨む。大病を乗り越えての挑戦に「悩み苦しむ人、闘病している人を元気づけたい」と誓う。

 介護福祉士や心理カウンセラーとして働く尾崎礼佳さん(55)。2003年に胃がんの手術を受けた際、「目標を持って生きたい」と走り始めた。運動経験はなく、胃の3分の2を摘出したため水分補給も満足にできない状態からのスタート。少しずつ走る距離を伸ばし12年、ついにハーフマラソンを完走し、その後各地でフルマラソンに出場した。

 15年8月に胃がんが再発、全摘出した。それでも「生きている実感がある。生きる限り走り続けたい」と諦めきれず、術後すぐにトレーニングを再開。3カ月後には富山マラソンを走破、京都マラソンへの弾みをつけた。

 最初にがんが見つかったとき「心身に苦しみを抱える人の役に立ちたい」と、介護やカウンセリングの道を歩むことにした。その思いは強まり「走り続けることで、がんと闘う友人たちや心の病に苦しむ人を勇気づけたい。自分を助けてくれた人たちへの感謝にもなる」と決意を固める。

 富山マラソンを走った友人が、京都では沿道から応援してくれるといい、尾崎さんは「支えてくれる人がいるから生きていける。そのことも感じてもらえたら」と語った。

【 2016年02月19日 18時54分 】

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