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「球道」の魅力伝えたい 元ヤクルト宮本さん京都で語る

「大事な局面でいいプレーができるかどうかは、普段の生活にかかっている」と話す宮本慎也氏(京都外大)
「大事な局面でいいプレーができるかどうかは、普段の生活にかかっている」と話す宮本慎也氏(京都外大)

 プロ野球ヤクルトで活躍した宮本慎也氏(45)=同志社大出身=がこのほど、京都外大で行われた京都府高野連主催の指導者研修会で講演した。「球道即人道」と題してプロ・アマチュアの世界で得た教訓を語り、高校球児らへエールを送った。

 -京都での学生時代に学んだことは。

 「同志社には『1打席でもいいから公式戦に出たい』という選手もいた。目の前のことに努力する仲間の姿を見て野球観が変わった。野口真一監督(当時)には『言い訳は進歩の敵だ』と諭された。ヤクルト監督だった野村克也さんも同じことをおっしゃった」

 -社会人を経てヤクルト入り。最高峰の世界で野球に対する厳しい心構えを身につけた。

 「野村さんには『自己分析ができていないと、準備なんてできない』と言われた。自分がどういう選手か、相手にどう見られているか、チームでの役割は何か、を厳しい目で見る。ただ『個性』という言葉に逃げず、まずは基本をしっかり身につけないといけない」

 「野村監督は『努力に即効性はない』とおっしゃった。今の子どもたちは継続する力が弱いと感じる。失敗はいくらでもしていい。大事なのは失敗した時にどう立ち上がるか」

 -引退後も野球教室などで普及に力を注いでいる。

 「プロ、アマを抜きにして、野球界を何とかしていかないとという危機感を持っている。野球のレベルが下がらないよう競技人口を増やしたい。野球の良さは9人で助け合えること。その魅力を伝えていきたい」

 -自身も高校時代に活躍した甲子園大会が近づく。球児へメッセージを。

 「高校球児のみんなは遊びも我慢して野球に打ち込んでいると思う。厳しい冬を乗り越えたら、今までと違う自分になれるはず。集大成の夏に向け、一日でも長く野球ができるよう頑張ってほしい」

・みやもと・しんや PL学園高では1987年の夏の甲子園で優勝。同大では90年春の関西学生リーグで首位打者を獲得、同年秋には明治神宮大会を制した。プリンスホテルを経てヤクルト入りし、2012年に2千本安打を達成、13年に引退した。日本代表では主将を務め、アテネ、北京五輪に出場した。

【 2016年03月01日 15時06分 】

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