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サングラス掛け甲子園に 光アレルギー、滋賀学園井川二塁手

黒のサングラスを掛けて甲子園で練習する井川二塁手(甲子園)
黒のサングラスを掛けて甲子園で練習する井川二塁手(甲子園)

 20日開幕の選抜高校野球大会に初出場する滋賀学園高に、目の異変のためサングラスを着用してプレーを続ける選手がいる。2年の井川翔二塁手(17)は光が原因の可能性のあるアレルギーのため、蛍光灯の明るさでも頭痛が起きる症状を抱えている。厳しい練習に加え症状とも闘いながら、内野のリーダーとして仲間を引っ張っている。

 高校1年の秋、まばたきが増えたり、激しい頭痛や急な眠気に襲われたりする症状に悩まされ始めた。授業や練習に集中できず「前が見えなくなるくらい気分が悪く、日常生活もまともに送れなかった」と振り返る。

 病院でも原因は特定できなかった。目に入った光や砂がアレルギー症状につながっている可能性を指摘され、日常生活からサングラスを使うようになった。練習時は日差しの強さに応じて色の濃さが違うサングラスを使い分け、公式戦では事前に許可を得て着用してきた。

 当初は視界の変化に慣れなかったため、スライディング時に、頭をベースにぶつけたこともあった。「めがねをかけたこともなかったので、距離感が分かりにくかった。打球のイレギュラーには今も恐怖心が出てしまう」と話す。

 原因不明の症状と闘いながら得意の守備を磨き、2年になって守備位置の指示を出す重要な役割を任された。攻撃では2番打者として送りバントを何度も成功させるなど、つなぎ役として貢献してきた。

 甲子園でもサングラス着用の許可をもらい、大会初日に迎える桐生第一(群馬)との1回戦で初の夢舞台を踏む。「これまで苦しかったが、憧れの場所で野球ができるだけでうれしい」。ハンディを乗り越え、チームに欠かせない存在に成長した姿を大観衆に披露するつもりだ。

【 2016年03月17日 08時38分 】

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