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“土の管理人”伝統の堅守サポート 龍谷大平安OB畑矢敬治さん

カートに乗ってグラウンドを整備する畑矢さん(京都市伏見区・龍谷大平安ボールパーク)
カートに乗ってグラウンドを整備する畑矢さん(京都市伏見区・龍谷大平安ボールパーク)

 第88回選抜高校野球大会に出場する龍谷大平安のOB、畑矢敬治さん(67)=大津市=が、専用球場のグラウンドキーパーとしてチームを支えしている。球場に勤務した経験を生かして土の状態に目を光らせ、伝統の堅守を陰からサポート。「一級品のグラウンドを大切に守り、選手にのびのびとプレーしてほしい」とナインを見守る。

 畑矢さんは平安高では捕手として活躍し、3年だった1966年の甲子園では春夏連続で8強入りした。ドラフトで阪急(現オリックス)から3位指名を受けたが、「プロで戦う自信がなかった」と指名を断り、社会人の全大丸で6年間プレーした。のちに巨人や阪神で活躍する故小林繁氏ともバッテリーを組んだ。引退後は社業に専念し、百貨店の紳士服売り場に立ち、バイヤーとして海外製品の仕入れも担当した。

 定年退職した2008年から3年間、皇子山球場(大津市)にグラウンドキーパーとして勤務。今年1月、母校の専用球場「龍谷大平安ボールパーク」を訪れた際、原田英彦監督からグラウンド管理の経験を伝えてほしいと請われ、週に5度、足を運んでいる。

 全国屈指の設備が整う専用球場は中堅120メートル、両翼100メートルで、内野の黒土は甲子園と同じというこだわりぶり。

 「グラウンドはこまめに手を掛けるほど良くなる」と言う畑矢さんは、整備の手順を選手に指導し、練習後はカートに乗って土をならしている。

 元捕手としての経験も生かし、バッテリーを指導することもある。チームは21日の初戦で明徳義塾(高知)とぶつかる。「平安は甲子園で勝つことが宿命のチーム。今年は打線も投手も力がある。いいスタートを切ってほしい」と期待を込める。

【 2016年03月18日 13時54分 】

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