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マラソン「東京でメダルが使命」 日本陸連・河野氏に聞く

東京五輪に向けて強化の方向性を語る日本陸連の河野強化委員会長距離・マラソンディレクター(京都市中京区)
東京五輪に向けて強化の方向性を語る日本陸連の河野強化委員会長距離・マラソンディレクター(京都市中京区)

 15日の全国女子駅伝を前に、日本陸連強化委員会の河野匡長距離・マラソンディレクターに、リオデジャネイロ五輪で見えた日本女子中長距離界の課題や、東京五輪に向けた強化の方向性を聞いた。

■五輪で苦戦、今こそ方向性を考えたい

 -リオ五輪の女子マラソンの結果をどう考えるか。

 「メダル、最低でも入賞が期待されている中、福士加代子(ワコール)の14位が最高で『惨敗』という結論になる。大舞台で100%の力を出すための準備で足らなかったところがいくつかあった。東京五輪に向けて今のままではいけない。42・195キロをコントロールして、どんな状況でも力を出せる選手をつくらないといけない。東京五輪のメダル獲得が使命だと思ってチャレンジしたい」

 -トラックは。

 「活躍が期待された鈴木亜由子(日本郵政グループ)がけがをしたのが残念だが、5000メートルで上原美幸(第一生命)が決勝に残った。若手がしっかり(練習を)やっていけば記録は飛躍的に伸びると思う」

 -アテネ五輪の金メダル以降、五輪で入賞者が出ていないことをどう分析するか。

 「世界選手権ではメダルを取っているのに、なぜ五輪では結果が出ないのかを考えないといけない。五輪は選考レースから期待が大きく、準備段階から高い緊張感がある。そのため選手が世界大会に出る機会が減り(五輪で)力を出し切れない。国内大会が毎年、何らかの世界大会の選考レースとなり、選手の負担も大きい。東京五輪のスタートラインに向け、すべての方向性をしっかりと考えたい」

 -今年は駅伝100年の節目の年。今大会への期待は。

 「駅伝という日本独特の長距離文化を大切にしたい。全国女子駅伝は中高生、大学生、実業団と幅広い年代の選手が走り、次の世代を育む重要な役割を果たしている。中学生はトップ選手の靴ひもの結び方から学んでいると思う。結果が出なくても、競技に対する気持ちを持っていれば、伸びしろはもっと先にある。47位だったとしても都道府県の代表。自信を持って、もっと強くなりたいと思ってほしい」

【 2017年01月11日 17時00分 】

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