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鳥取に勇気を!中高生ランナー力走誓う 全国女子駅伝

鳥取県中部地震で大きな揺れに襲われた鳥取中央育英高や北溟中の選手ら(京都市伏見区)
鳥取県中部地震で大きな揺れに襲われた鳥取中央育英高や北溟中の選手ら(京都市伏見区)

 昨年10月の鳥取県中部地震で最も強い震度6弱の揺れを観測した地域の中高生が、15日の全国女子駅伝に出場する。今も続く余震、練習場の閉鎖などを乗り越え、鳥取チーム一丸となって都大路へ挑む。復興途中の故郷を勇気づけるよう、力いっぱいの走りを誓う。

 10月21日、湯梨浜町の北溟中3年の石井永理奈さん(15)は、授業中に大きな揺れに襲われた。「午前中に地震があったから、もっと大きい地震が来るとは思っていなかった」と振り返る。北栄町にある鳥取中央育英高2年の林輝さん(16)は「何カ月か地震が続いていたが、あの時は死んでしまうかと思った」。

 本震後1週間以上、震度3以上の余震が続いた。自宅が被災して帰宅できない生徒も多かったという。25日に予定されていた県中学駅伝は11月中旬まで延期。鳥取中央育英高勢は十分に練習できないまま、全国高校駅伝の県予選に臨んだ。3年の小原瑛花さん(18)=北栄町=は「精神的にも追い詰められた。今も時々余震の地鳴りがひどく、電車の音も気になるようになった」と語る。

 女子駅伝チームも影響を受けた。合同練習を行っていた倉吉市営陸上競技場はトラックで地割れが発生。片道1時間以上かけて県東部の競技場へ行き、練習した。

 震災から間もなく3カ月を迎える。被災地の日常生活は普段通りに戻ったものの、住宅が修復できないまま冬を過ごしている人も多い。鳥取中央育英高2年の堀尾和帆さん(17)=北栄町=の家も瓦が落ち、屋根はブルーシートで覆ったままだ。「鳥取県民の皆さんが元気になってもらえるように走りたい」。堀尾さんは被災生活を続ける人々を思い、自らを奮い立たせる。

【 2017年01月14日 08時30分 】

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  • 鳥取県中部地震で大きな揺れに襲われた鳥取中央育英高や北溟中の選手ら(京都市伏見区)
  • 鳥取県中部地震の震源地
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