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東京監督は幻のモスクワ五輪代表 女子駅伝、20年へ若手育てる

「幻のモスクワ五輪」の代表だった中村孝生さん。東京チーム監督を務め、「東京五輪の代表になって」と若手に期待する(京都市下京区)
「幻のモスクワ五輪」の代表だった中村孝生さん。東京チーム監督を務め、「東京五輪の代表になって」と若手に期待する(京都市下京区)

 全国女子駅伝の東京チームを今大会から率いる監督は、日本が出場をボイコットした1980年の「幻のモスクワ五輪」代表だ。中村孝生さん(58)=東京都渋谷区=は、日本屈指の中長距離選手として活躍しながら不運にも憧れの舞台に立てなかった。「日本代表を目指してほしい」。2020年の東京五輪へ向け、若手の育成に力を注ぐ。

 群馬県高崎市出身。前橋工業高3年の日本選手権で1500メートルの高校記録をマーク。日本体育大では3000メートルの日本記録を樹立し、箱根駅伝も区間賞を2度取った。1980年、実業団のエスビー食品に入社。同期に瀬古利彦さんがいた。その年、中村さんはモスクワ五輪の5000メートル代表に選ばれたが、日本が不参加を決めた。

 中村さんは小学生の時に64年東京五輪の映像を見てから、ずっと五輪に憧れていた。「悔しかったが国が決めたことだから」と言葉少なに振り返る。当時22歳。「次があると思っていた」。だが、スピードが要求されるトラック競技では4年の間に若手が台頭し、84年ロサンゼルス五輪の出場権はつかめなかった。

 2013年からDeNAの育成コーチに就任し、全国男子駅伝の東京チーム監督を務める。女子チームの指導は初めてだが、東京陸協理事としてリオデジャネイロ五輪女子1万メートル代表の関根花観さん(20)=日本郵政グループ=を中学時代から合宿で見てきた。

 今回のチームは関根さんをはじめ若手中心だ。「駅伝を一度走って終わるのではなく、将来の日本代表になってほしい」と願う。

【 2017年01月14日 21時32分 】

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