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「若い人に見てほしい」 女子駅伝でラストラン、竹中選手

現役最後となるレースに向けて調整する竹中理沙選手(13日、京都市右京区・西京極陸上競技場)
現役最後となるレースに向けて調整する竹中理沙選手(13日、京都市右京区・西京極陸上競技場)

 滋賀、京都の代表として都大路を何度も駆けた竹中理沙選手(28)=資生堂、立命館宇治高-立命館大出、彦根市出身=が14日、現役最後のレースとして全国女子駅伝に臨む。京都の連覇、古里滋賀の歴代最高順位に貢献。「都大路という場所に、たくさん成長させてもらった」と語る。女子駅伝10度目の疾走。滋賀チームでランナー人生を締めくくる。

 彦根市立西中3年の時に初出場し、京都で3度、滋賀で8度代表入りした。特に地元の滋賀を粘り強い走りで支え続けた。2010年は4区区間2位と好走し、チームを過去最高の12位に押し上げた。12年には同区13人抜きで区間賞を奪った。

 「滋賀は、京都のように上位を争うチームではなかったが、必死になっている子ばかり。自分がいい走りをして、後輩たちの力を発揮しやすいようにしたかった」。高校、大学時代に全国大会で優勝し、実業団でも高いレベルで戦ってきた。その実績と意地が、古里のチームを背負う誇りと責任感を一層強くした。

 近年は度重なる故障に苦しんだ。そんな中、16年のリオデジャネイロ五輪の代表選考を兼ねた大阪国際女子マラソンでは3位に入ったが、五輪出場はかなわなかった。故障は今も完治していない。「右足かかとがずっと痛み、そのうち、それ以外の場所も治らないようになってきた」。昨年末、現役引退を発表した。

 ラストランは思い出の都大路を選んだ。「楽しく陸上をやってきた姿を滋賀の若い人にも見てほしいし、頑張るきっかけにしてほしい」と、後輩への思いは熱い。何度もたすきをつないだ桑原彩選手(24)=積水化学、比叡山高-佛教大出=は「憧れの選手。学べるところを学び、最後の走りを目に焼き付けたい」と言葉に力を込める。

 13日、レースの発着点となる西京極陸上競技場(京都市右京区)で汗を流した。チームメートを気遣うように、「状態はいいです」と余裕の笑顔を見せた。現役最後の舞台は、何度も走ったエースが集う1区。湖国を代表する女性ランナーは、陸上人生のすべてを都大路に注ぐ。

【 2018年01月14日 07時30分 】

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