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W杯代表の乾「経験でタフになった」 滋賀のトレーナー期待

野洲高時代から乾選手の体をケアする樫野さん(草津市)
野洲高時代から乾選手の体をケアする樫野さん(草津市)

 サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会で奮闘する日本代表の乾貴士選手(30)=ベティス、野洲高出=を、高校時代から支えるトレーナーが湖国にいる。開幕1カ月前に負傷し代表選出が危ぶまれた際も、ぎりぎりまで回復に尽力した。セネガル戦を迎えるドリブラーに「多くの経験を重ねてタフになった。何かやってくれる選手」と期待を込める。

 樫野哲也さん(42)=草津市。野洲高が全国高校選手権で初優勝した2005年度からチームのトレーナーを務め、その一員だった乾選手とは卒業後も専属トレーナーとして体のケアを担当。Jリーグ時代は週1回、ドイツやスペインに移籍後は半年に1回程度、身体機能の回復や強化をサポートしてきた。

 5月中旬、乾選手はスペインの所属チームでの練習中に右太ももを負傷。現地の病院では手術を勧められたが帰国し、樫野さんのケアを受けて回復に努めた。当初は曲がらなかった脚が少しずつ動かせるようになったという。

 「あかんかも」。日本代表合宿中に乾選手から弱気なメッセージが届けば「心折れずに、今のけがの状態を良くするために出来ることを精いっぱいやり続けること」と返信。さらに「ここが本当に頑張りどころやと思う。自分を信じてやってきたわけやから」と励ました。懸命のリハビリを続けた乾選手は「ほぼ100パーセント」まで回復し、W杯直前の親善試合で2得点して評価を高め、19日のコロンビア戦では先発フル出場で勝利に貢献した。

 世界最高峰のスペインリーグでプレーして3年。食事や体調管理に一層の注意を払う乾選手の姿が、樫野さんの目にはたくましく映る。「サッカーに対するスタンスは変わっていないが、人間的にステップアップした。だからこそ今回のけがにも真摯(しんし)に向き合い、乗り越えられたと思う」。決勝トーナメント進出を左右する大一番へ、真価を発揮してほしいと願う。

【 2018年06月24日 11時30分 】

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