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チョウ、5日で1700キロ アサギマダラ、京都から与那国島に

与那国島で撮影されたアサギマダラ。羽には、「FKS(深草小)34」と「10/13」のマーキングが確認できる(10月18日、沖縄県与那国町)=藤野さん提供
与那国島で撮影されたアサギマダラ。羽には、「FKS(深草小)34」と「10/13」のマーキングが確認できる(10月18日、沖縄県与那国町)=藤野さん提供

 京都市伏見区の深草小の児童たちが10月13日に放した海を渡る大型のチョウ「アサギマダラ」が、1700キロ近く離れた日本の最西端・与那国島(沖縄県)で5日後に発見された。アサギマダラの飛行距離やルートは謎が多く、生態解明の一助になりそうだ。

 同小は、アサギマダラの生態を調査する大津市の市民グループ「BVアサギマダラの会」の藤野適宏さん(68)=宇治市=の指導を受け、4年前からマーキング調査を実施している。今回は13日昼、3年生54人が羽に印を付けたチョウを1人1匹ずつ放した。

 5日後、アサギマダラの捕獲情報をインターネット上で共有する「アサギネット画像掲示板」に、児童がマークしたと見られる写真が掲載されていた。藤野さんが投稿者に連絡した結果、「FKS(深草小)34」と「10/13」の文字が判明したという。

 捕獲場所の与那国町・宇良部岳付近と深草小は直線距離で1694キロ。単純計算では、時速14・2キロで1日339キロ飛んだ。83日間で和歌山県日高町-香港(2420キロ)を飛行したのが従来の最長記録とされるが、今回はわずか5日間で長距離を移動した。

 同小の調査で目撃情報が寄せられたのは昨年の和歌山県日高町に続き2例目。児童たちは「小さな体なのにすごい」「沖縄まで行くと思わなかった」と驚く。藤野さんは「風向きなどの好条件と愛好家が見つける偶然が重なった。子どもたちが自然に興味を持つきっかけになれば」と話す。「FKS34」のアサギマダラは、与那国島で再び放されたといい、さらに南での目撃情報が期待されている。

【 2015年11月17日 17時00分 】

ニュース写真

  • 与那国島で撮影されたアサギマダラ。羽には、「FKS(深草小)34」と「10/13」のマーキングが確認できる(10月18日、沖縄県与那国町)=藤野さん提供
  • アサギマダラの移動距離
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